yakult.kogo.jpg 1995年(平成7年) 日本シリーズ
ヤクルト対オリックスブルーウエーブ

第1戦 10月21日(土) 神戸   
     
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 = R
ヤクルト 0 1 0 0 2 0 0 2 0 = 5
オリックス 0 0 0 1 0 1 0 0 0 = 2
○ブロス 1勝(8回)→高津1S(1回)
●佐藤 1敗(4回2/3)→伊東(2回2/3)→
清原(1/3)→渡辺(1回1/3)
*本塁打:
ヤクルト/大野1号(清原)
オリックス/ なし
2回表に飯田の適時打で先制。5回表には池山の2点適時打で勝ち越し。 4回裏と6回裏にニールの適時打で2点を許したが、 8回表に大野の代打2点本塁打で突き放し、思い通りの内容でまず1勝。 1回裏のイチローの打席、ブロス・古田のバッテリーが高めの球を意識させ打ち取ったことが、その後のイチロー封じのための大きな収穫であった。

第2戦 10月22日(日) 神戸
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 = R
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 1 = 3
オリックス 0 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 = 2
石井(4回2/3)→宮本賢(1/3)→加藤(1回))→伊東(1回)
○山部 1勝(4回)
→野田(7回2/3)→野村(0)→鈴木(1/3)→●平井 1敗(3回)
*本塁打:
ヤクルト/オマリー1号(平井)
オリックス/ D.J 1号(石井)
先発の石井がD・Jの本塁打と暴投で2点を許す一方、 7回まで打線は野田から点を奪えずに不利な展開。 しかし8回表に土橋の適時打で1点差とした後、リリーフの野村からオマリーの適時打で同点。8回裏の無死3塁のピンチを山部が切り抜けて延長に入った。そして11回表に平井からオマリーが決勝本塁打を放ち、敵地で連勝。

第3戦 10月24日(火) 神宮
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 = R
オリックス 0 0 0 0 1 0 3 0 0 0 = 4
ヤクルト 1 0 0 0 1 0 0 1 1 3 = 7
星野(4回)→小林(0)→清原(1/3)→鈴木(1回2/3)→
伊藤(1回2/3)→野村(0)→●平井2敗(1回2/3)
吉井(5回)→加藤(1回)→宮本賢(1/3)→山部(1/3)→ 伊東(1回1/3)→○高津1勝1S(2回)
*本塁打:
オリックス/ なし
ヤクルト/ミューレン1号(平井)池山1号(平井)
ヤクルトがオマリーの適時打で先制し、イチローの犠飛で追いつかれた後、すぐに稲葉の犠飛で勝ち越す。しかし7回表に継投の隙をつかれ、田口の適時打とD・Jの2点適時打で逆転されてしまう。 しかし8回にチャンスをつかみ、代わった平井から古田の内野安打で1点差。そして9回にミューレンの本塁打で同点に追いつき、2試合連続の延長戦。 10回裏に池山のサヨナラ3ランによって、一気に王手をかけた。

第4戦 10月25日(水) 神宮
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 = R
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 = 2
ヤクルト 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 = 1
長谷川(6回)→鈴木(2回)→野村(2/3)→野田(1/3)
○小林 1勝(3回)
川崎(8回1/3)→山部(1回)→●伊東 1敗(2回2/3)
*本塁打:
オリックス/ なし
ヤクルト/小川1号(川崎)D.J 2号(川崎)
オマリーの14球by小林 ヤクルトの先発川崎はシーズン初めに故障で戦列を離れ、シーズン終盤に復帰してきたばかり。1,2回の満塁のピンチを切り抜け、5回の飯田の適時打による1点を守りつづける。しかし優勝まで1イニングとなった9回表、先頭打者の小川に本塁打されてついに追いつかれてしまった。 3試合連続の延長戦となり、11回裏に一死一、二塁のチャンスをつかみ、打者はオマリー。しかしここは小林投手が14球の末にオマリーを三振に打ち取り、サヨナラにはならなかった。直後の12回表にD・Jが決勝本塁打が出て、優勝を前に一歩足踏み

第5戦 10月26日(木) 神宮
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 = R
オリックス 1 0 0 0 0 0 0 0 0 = 1
ヤクルト 0 2 0 0 1 0 0 0 0 = 3
●高橋功 1敗(2回2/3)→星野(1/3)
→伊藤(3回)→野田(2回)
○ブロス 2勝(8回)→高津 1勝2S(1回)
*本塁打:
オリッ
クス/ イチロー1号(ブロス)
ヤクルト/ オマリー2号(高橋功)
1回表、それまで高目の球を意識させて抑えてきたイチローに、ブロスが逆にその球を狙われて先制本塁打を打たれてしまった。しかし2回に無死満塁から池山とミューレンの犠飛であっさり逆転。そして5回裏にはオマリーの本塁打で2点差とする。 イチローだけはようやくブロスから2安打1四球と目を覚ましはじめたが、他のオリッ
クスの打者はブロスを崩せない。そして最終回をシリーズ2セーブの新記録となる高津が締めて、3度目の日本一。 終始ヤクルトペースでオリッ
クスを圧倒し、オマリーが文句無しのMVPに輝く。

シリーズ成績(ヤクルト・スワローズ)       

打撃成績試合打数安打 打率HR打点投手成績試合S防御率投球回三振
大野2 2 2 1.00 1 2 山部 3 1 0 0 0.00 5.1 3
吉井1 1 1 1.00 0 0 高津 3 1 0 2 0.00 4 4
真中 5 11 6 .545 0 0 川崎 1 0 0 0 1.08 8.1 4
オマリー
"MVP"
517 9.529 2 4 ブロス 2 2 0 0 1.13 16 11
4 10 5 .500 0 0 伊東 3 0 1 0 1.80 5 3
3 3 1 .333 0 0 吉井 1 0 0 0 1.80 5 3
ミューレン5 20 6 .300 1 2 石井 1 0 0 0 3.86 4.2 6
飯田5 23 6 .261 0 2 加藤 20004.50 2 2
荒井4 8 2 .250 0 0 宮本 賢 2 0 0 0 27.00 0.2 1
古田5 23 4 .174 0 1成績<計> 5 4 1 2 1.76 51 37
池山5 21 3 .143 1 6
土橋5 24 3 .125 0 1
稲葉5 9 0 .000 0 1
金森3 3 0 .000 0 0
川崎1 2 0 .000 0 0
宮本 慎5 2 0 .000 0 0
ブロス2 1 0 .000 0 0
伊東3 1 0 .000 0 0
高津3 1 0 .000 0 0
橋上2 1 0 .000 0 0
山部3 0 0 .000 0 0
加藤2 0 0 .000 0 0
宮本 賢2 0 0 .000 0 0
成績<計> 5 183 48 .262 5 19


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